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第637回・東京大学工学部2号館

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東京大学の本郷キャンパス内には、以前紹介した安田講堂など多数の歴史的建造物が残るが、工学部2号館もそのひとつで大正13年(1924)の竣工。

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安田講堂の正面向かって左手に位置する。
関東大震災以前に工事に着手、震災時にはほぼ完成しており、本郷キャンパスは震災による大火で壊滅的な被害を受けたことから震災後の一時期は、この建物に大学本部が置かれていたことがあるという。

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近年の改築で建物の後半部を建て替えたことにより、上部に新しい建物が載るような形になっている。
改築工事に際し、保存された旧館部分は玄関の照明器具や正面外構の鉄柵などが創建当初の形に戻された。

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設計は震災後の復興計画を担い、現在の本郷キャンパスの原型を作った内田祥三。
東大構内で最初に設計を手掛けた建物とされる。

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建設当時は周囲には明治以来の赤煉瓦の校舎群があったことから、調和を考えて外壁には赤茶色のタイルを貼る。

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安田講堂のポーチと同じく、ゴシック調の重厚なデザインが施された玄関。

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震災後の復興に際しては、外壁に貼られるタイルの色調は茶褐色で統一され、工学部2号館や安田講堂で使われた赤褐色のタイルは使われなくなる。震災まで存在した赤煉瓦の建物がほぼ消滅したためかも知れない。

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大正末期から昭和初期にかけて東大本郷キャンパスは内田祥三の設計によるゴシック風の建築で統一され、現在の東大本郷キャンパスの原型ができあがる。

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近年復元された門燈。

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東大本郷キャンパス内の近代建築は他にも多数存在するが、これから少しずつ取り上げて行きたい。
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