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第868回・東京大学工学部1号館(旧東京帝国大学工学部)

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東京大学本郷キャンパス内にある工学部1号館は昭和10年(1935)の竣工。本郷キャンパス内に現存する近代建造物のひとつで国登録有形文化財である。

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これまで当ブログで紹介してきた東大本郷キャンパス内の多くの建物と同様、関東大震災後の復興計画を担い現在の本郷キャンパスの原型を作り上げた内田祥三の設計による。

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当ブログで既に取り上げた東大本郷キャンパス内の近代建造物では大講堂工学部2号館医学部2号館総合図書館医学部附属病院がある。併せて御覧頂けると幸いである。

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前庭に置かれた、我が国近代建築界の父・コンドルの銅像。

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昭和10年の竣工で本郷キャンパスの近代建造物では比較的後年の時期の建物である。そのためか全体的には装飾の少ない、簡素で機能主義的な外観となっている。

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角のバルコニー部分。

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全体的に簡素な外観の建物であるが、一階正面玄関には濃厚なゴシック調の造形が施されている。

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工学部1号館の前身に当たる建物は、辰野金吾設計の旧工科大学(東大工学部の前身)本館(明治21年竣工)であったが関東大震災で大破、取り壊されてしまった。

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正面玄関の3連アーチは旧工科大学本館にもあり、先代建物のイメージ継承を意図したのかもしれない。

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様式建築の造形が最も濃厚に見られる玄関内部。

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玄関は正面突き当りで入口が左右に分かれている。

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ゴシック調アーチを連ねた回廊状の空間は工学部1号館のほかにも本郷キャンパス内の多くの建物で見ることができるが、規模や長さ、高さなどがそれぞれ異なり、同じような様式であっても建物毎にそれぞれ異なる個性が見られる。

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玄関内部より正面前庭を望む。前庭の中央に聳え、構内でも随一の大きさとされるイチョウの大木が見える。

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かつて旧工科大学本館が建っていた当時は、この前庭部分が工科大学本館の中庭であった。
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